[翻訳]「一国」が「両制度」できない 未来25年さらなる混乱へ
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7月1日、香港は主権の移譲の25周年を迎えた。一国両制度の前半が終了し、中国共産党の権威的な本質の下で、「一国」の割合は「両制度」を圧倒した。過去25年間、共産党は一国二制度の内部矛盾を徐々に明らかにし、機能しないことを自ら証明した。しかし、習近平は「必ず長期的に維持する」と主張し、これからの25年間、中国共産党は新たな矛盾を起こし、一国二制度の後半にリスクを追加することになるだろう。
次期行政長官の就任と基本法第23条の暫定立法と共に、香港は「一国二制度」の下でさらに25年の幕開けを告げました。この下半期に突入するためか、過去2年間で「香港国家安全保障法」と「選挙制度改善決定」が次々と実施されてきた。北京政府は香港に対する全面的なコントロールシステムを設け、「愛国者による統治」の原則を徹底した。
何としても香港を「混乱から秩序」にする原因は、習近平が「前人未到の偉大な革新と世界に認められる成功」と呼ぶものにしたいからだろう。そして北京が「一国二制度」の見栄えをよくすればするほど、次の25年間で、以前の状態に戻る機会が少なくなる。
一国二制度の前半:香港の内部政治における矛盾を明らかにする
一国二制度の最初の25年間、多くの香港人はイギリス植民地時代の「アイデンティティ」を保ち続け、共産党政権に不信感を抱いた。それによって、非民主的な香港は高度な公民権意識の高いコミュニティとの間に緊張が続けてきた。香港の政治システムにおける「統治」と「自治」の矛盾は、「一国二制度」の前半を反映していた。
2003年には早くも、北京既には香港に基本法第23条を制定するよう要請し、国家安全保障法が施行できるようにしたかった。そして2004年には、全国人民代表大会の常任委員会が基本法を解釈し、行政長官の直接選挙は行わないことを確認した。その後香港人は中央と一国両制度に対する信頼が急落し、国家と社会の関係変化に拍車をかけた。
行政特区の政府の構造は植民地制度から大部分が受け継がれているが、共産党の権威主義的な本質の下で、より多くの政治運動を引き起こすリスクがあっても、北京は段階的に立法することによって香港のコントロールを維持している。「一国」の割合が「二制度」よりも次第に重くなり、大規模なデモが何度か行われ、政治・社会の力が強まった。そして2019年の民主化デモで一気にピークに達し、「統治」と「自治」の対立がようやく爆発した。その結果、国家安全保障法は北京によって直接コントロールされ、立法会と行政長官の選挙も北京によって直接支配された。
北京政府は25年を費やして「一国二制度」の内部矛盾を浮き彫りにし、最後に「一国」と「二制度」が機能しなくなったことを認めた。しかし、習近平が言ったように、一国二制度が依然として「必ず長期的に維持する」制度であるとすれば、今後25年間で、共産党は別の矛盾を生み出すと考えられる。そしてそれは香港にとって次の25年に抱える問題なるだろう。
「リベラルな愛国心」はもはや自由ではない
まず第一に、香港の次の25年間で、習近平に完全制圧された民主派のいない香港政府が、どうやって公務システムのクオリティー向上するかについては本質的な矛盾が存在する。新香港政府の構成において、行政長官李嘉超は「武進文退、武官による統治」の始まりを表すだけでなく、中国政府が長官に対する「指令権」の所有も意味し、北京の「直接統治」に向けて動いている。
植民地時代、香港の公務員は非政治的かつエリート主義、そして政府の非介入性を重んじった。しかし現在の行政システムは、行政長官と北京への「二重の」忠誠に変わり、公務員の価値及び公務システムによる統治の精神が完全に損なわれる。
したがって、行政システムの出世は専門よりも政治が優先されると、北京が求める「愛国者による統治」は、果たしては有能な愛国者、それども無能な税金泥棒が来るだろうか。明らかに、これから北京が香港を管理する時の懸念となるに違いない。
第二に、香港の次の25年間で、自治はもはや不可能であり、社会は政治に対してより無関心になっていく状況で、中国と香港の間の距離を縮めたい北京には大きなジレンマを抱えている。
民主化デモ後、中国共産党は民主派を逮捕し、反対意見を抑圧し、反中国勢力の活動を許容できなかった。しかし一方、香港人や反対派が中国に対する評価と判断を逆転しようと、同時に「愛国主義」の旗印を掲げている。国家安全保障法により、香港の人々が自由、人権、直接選挙権に対する信念を失った後、どれほどの困難が待ち構えているだろう。
実際、香港人は2003年の基本法反対デモで、個人の自由と経済的裕福を保護する上での民主主義の重要性を理解した。過去において、香港の「愛国心」は、少なくとも民主的な価値観を持ち合わせていた。学者からは「リベラルな愛国心」(liberal patriotism)とも呼ばれた。建制派は共通認識を立て、実際な手段で統治をすることを中心にしたのに対し、民主派は民主的メカニズムを通じて改革を求めていた。両方とも香港人が民主に対する信念の範疇を超えなかった。
しかし、北京現在の全面的な統治の下では、自由と民主主義の価値は愛国心の障害となっている。これは明らかに香港の大多数の人々の態度に反している。国家安全保障法、および完成する基本法の第23条もまた、香港人の国籍意識の強い自己矛盾を引き起こすだろう。
中国と香港の経済一体化は困難
最後に、今後25年間で香港の経済発展は大陸志向になるが、北京はまた、中国と香港の経済システムを統合する方法において矛盾に直面する。
民主化デモの影響で、2021年末の香港人口調査は2019年と比べて11万人以上の減少を示した。しかし、雇用者数は同時期と比較して5万人以上増加し、その中は高校以下卒が3万人以上も増え、人材と学歴の価値が落ちている証拠となった。
香港の雇用と社会問題を解決する方法として、建制派は人材を「粤港澳大湾区」に輸入することを提唱した。たとえば、前行政長官林鄭月娥は2000人を中国大陸に送る「大湾区青年就職プラン」を立てた。しかし民主化デモ後6割以上の香港青年が行きたがらなかったため、北京が立場を一変し、中国に人材を送り込むだけでなく香港本土の競争力を高めるべきと建制派の方針を批判した。これで中国と香港の経済統合の困難が分かる。
さらに、中国と香港の間の経済的つながりにおいて、北京から見た香港の資本主義モデルは、珠江デルタ地域への「腐食」でもある。香港は廣東人にすれば資本主義の基準になる。基準が存在すると、中国人の都市システム、住宅システム、医療制度、社会福祉制度に対する不信感が徐々に深刻になり、政治改革に対する欲望に繋がりかねない。これもまた中国共産党が直面する難題である。
したがって、前後25年間を見ると、香港政府のガバナンスの矛盾、社会の自己矛盾、中国と香港の間の経済発展の内部矛盾が、一国両制度の次の25年間をさらなる混乱につながる。
そして、これらの矛盾が最終的に香港で明らかになり、解消されるとき、習近平は「一国二制度を変える理由はない」と言ったとしても、残り25年しかない。
難譯字
擦脂抹粉 見栄えをよくする
後記與雜感
中翻日三千字,這次真的托大了。
原文寫得很棒,我翻的...也很棒( 我在翻這篇的途中掃了一次房間拖了一次地還去倒垃圾,就知道有多難。看到那個「武進文退 武官治港」的時候甚至直接把整篇棄掉的心情都有了。
不過最後還是牙一咬翻完,雖然可能錯誤百出還請多多擔待,不介意的話也可以留言或直接跟我講說哪裡有問題或怎麼翻會比較好之類的。
順便問個,有沒有推薦比較友善的文章啊,不要像一般新聞那麼沒營養,然後大概600-800字上下的短篇中文文章應該會比較適合現在自己的實力。
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